ドローンの飛行モードには、一般的に、以下の3種類があります。
- ANGLEモード
- HOLIZONモード
- ACROモード
ANGLEモード
ANGLEモードでは、ドローンの傾斜や回転を自動的に補正するため、初心者や慣れていない人でも安定した飛行を行うことができます。スティックを中立位置に戻せば、ドローンは自動的に水平な状態に戻ります。
ANGLEモードは、特に初心者向けの飛行モードとして推奨されます。ドローンの操作に慣れるために使用され、安定性を重視する場合に適しています。また、空中写真や映像の撮影など、正確な姿勢制御が求められる場面でも利用されます。
ANGLEモードでは、ドローンの速度や機動性は制限される場合があります。そのため、より高度な操縦やアクロバティックな飛行を行いたい場合には、次のHOLIZONモードやACROモードを選択することもできます。
HOLIZONモード
HORIZONモードは、ANGLEモードと次に紹介するACROモードの中間的な特徴を持つモードです。
HORIZONモードでは、ドローンは水平な姿勢を自動的に保ちますが、スティック操作に応じて傾斜や回転が可能です。スティックを中立位置に戻すと、ドローンは自動的に水平な状態に戻ります。しかし、スティックを操作すると、ドローンはその方向に傾きや回転します。
HORIZONモードは、初心者や中級者向けの飛行モードとして利用されます。ANGLEモードの安定性とACROモードの機動性を兼ね備えており、より自由な飛行を楽しむことができます。スティック操作によるドローンの制御が可能であり、一定の安定性を保ちながらも、アクロバティックな飛行や動きを行うことができます。
ACROモード
ACROモード(アクロモード)は、アクロバティックな操縦やフリースタイル飛行を行うためのモードです。
ACROモードでは、ドローンは自動的に水平な姿勢を保ちません。パイロットはスティック操作によってドローンの傾斜、回転、急旋回などの動作を直接制御します。つまり、パイロットのスティック操作に対してドローンは直接応答し、そのままの姿勢や動作を維持します。特に、スティックを中立位置に戻すとドローンは姿勢を保持しないため、パイロットの正確な操作が求められます。
ACROモードは、ドローンの操縦技術や経験が豊富なパイロットによって好まれるモードで、ドローンの飛行性能の限界を引き出すことができるため、高速飛行や迅速な機動が可能となります。