自作ドローン

初めての自作ドローン!(②ドローン組立て手順解説編)

ドローン組立て手順

フレームを組立てる

フレームは通常、アームやボディなどいくつかのパーツで販売されていることが多いので、アームとボディのフレームをボルト締めて組立てる必要があります。

ボディ部分には、ESCやFC、VTX、カメラなどを搭載する必要があるので、まずは、アームとボディの下部分の取り付けを行います。

出典:Foxeer

ドローンのフレームのねじ穴は、かなり小さめなので、ドライバーの購入が必要かもしれません。ドライバーを購入する際には、説明書のねじ穴サイズをしっかり確認してから購入するようにしましょう。

フレームにESCを取り付ける

フレームにESCを取り付けます。

フレームのボディを構成する4つの支柱とESCの4つの穴のサイズが合っていれば、載せるだけなので、難しいことはありません。

ただし、ESCを載せる向きは注意してください。ESCには、基板に矢印で示されている事が多いので、矢印の方向がフレームの前になるよう取り付けてください。

フレームにモータを取り付ける

フレームの4つのアームの先にモータを取り付けます。

モータの取り付けもボルトを締めて取り付けるだけなので、そう難しくはないでしょう。

しかし、次のESCとモータを繋ぐ配線の長さをきっちり計算して、長さを調整する必要があります。

配線の長さは、長すぎると見た目が悪くなりますし、短すぎると届かなくなってしまいます。少し余裕があるくらいが良いと思います。

ESCとモータを接続する

アームに取り付けられた4つのモータからはそれぞれ、3つのケーブルが出ていますが、ESCのM1~M4にそれぞれ右後、右前、左後、左前のモータのケーブルを半田で取り付けます。

各モータから出ている3つのケーブルは、M1~M4それぞれ3つのランド(半田付けする銅箔部分)に半田で取り付けますが、M1~M4内の3つランドは、どのケーブルを繋いでもOKです。

続いて、バッテリーから電源供給を受けるためのケーブルをこれも半田で取り付けます。プラスとマイナスがあるので、間違えないよう確認しましょう。

隣のランドと半田がくっついてしまった状態で電源をいれるとショートし、部品の破損につながります。ドローンのESC基板はかなり小さいですし、半田付けは思ったより難しいです。半田練習用の基板も売っているので、ちゃんと練習してから半田付けを行うことをおすすめします。

ESCとFCを接続する

ESCとFCの接続は、各配線を半田で取り付けるか、対応しているコネクタケーブルがあるのであれば、それをはめ込むだけで完了です。

半田で取り付ける必要がある場合には、通常FCの仕様に配線方法が記載されているので、それを見ながら、ESCやその他の部品を取り付けていきます。基板にもGND,VCCなど対応するピンの名称が記載されているので、取り付け間違いの無いよう、半田付けを行ってください。

FCにVTX、カメラを取り付ける

こちらも同様に、FCの仕様書を確認しつつ半田で取り付けを行います。

VTXにカメラ映像を送信するアンテナを取り付ける

VTXのアンテナ差し込み口にアンテナのプラグをはめ込むだけなので、取り付け自体はそう難しくはないはずです。

VTXとアンテナの差し込むプラグがいくつか種類があるので、購入の際にはよく確認してください。

VTXとアンテナを接続する前に電源を入れると、VTXに熱を持ち、かなり高温になります。故障の原因になりますので、VTXにアンテナを繋いでから電源を入れるよう注意してください。

私は、一度、これでVTXをお陀仏にしてしまいました。。。

FCにプロポからの信号を受信する受信機を取り付ける

これもFCの仕様書を見ながら、半田で取り付けます。

ちなみに、僕の場合は、FUTABAのプロポT10Jを使っていて、受信機はS.BUS方式のR2000SBMを取り付けました。

しかし、R2000SBMには、3つの配線しかなく、上記仕様書通りではなかったので、少し戸惑いましたが、ネットで調べたらR2000SBMの場合、青の配線(Tx4:RSSI/S.Port)は不要とのことだったので、3つだけ繋いだところ、問題なく通信できました。

このあたりは臨機応変に、仕様書と違ったり、問題が起きたときは、ネットで調べると色々出てきます。ググる力も結構大事だったりします。

モーターにプロペラを取り付ける

最後にプロペラの取り付けです。

プロペラの取り付けで注意しないと行けないのは、モータの回転方向に合わせたプロペラを取り付けるということです。

通常モータの回転は、下記の通りとなりますが、時計回りと反時計回りの2種類あることがわかります。これに従って、プロペラも時計回り用と反時計回り用の2種類あるので、あべこべにならないよう注意して取り付けを行う必要があります。間違って取り付けると、プロペラが回っても、ドローンは正しく飛びません。